フィールドガイド 日本の猛禽類 vol05 カタグロトビ

  • ムック: 21ページ
  • 著者: 越山洋三、伊関文隆、先崎啓究、渡辺靖夫
  • 発行所:フィールドデータ
  • 言語 日本語
  • ISBN
  • 発売日: 2020/4/25
  • 商品の寸法: A4

 

 

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  本書「フィールドガイド日本の猛禽類」シリーズは、「日本で繁殖する猛禽類のフィールドガイドをこの手で作りたい」という目標のもと、第1 弾のミサゴを2012 年に出版するところからスタートしました。それから5 年後、当初全く想定していなかった事態が起きました。「日本で繁殖する猛禽類」が、1 種増えたのです。それが今回のカタグロトビです。

 カタグロトビは20 世紀末から迷鳥として稀に日本に飛来していましたが、2015 年秋に沖縄県の石垣島に定着すると間もなく繁殖行動を開始し、何度かの失敗を乗り越えて、2017 年春、ついに雛を巣立たせたのです。このようなパイオニア時代の鳥について直近の情報を集め、フィールドガイドを書けるのは、またとないチャンスです。そこで2019 年2月、筆者ら4 人は揃って石垣島を訪れ、5日間の現地調査を挙行しました。
 2020 年2月現在、国内でカタグロトビが確実に見られるのは石垣島だけですが、本種はいずれ九州や、もしかしたら本州にさえも迷鳥として舞い降りる可能性を秘めた鳥です。石垣島や海外ですでにカタグロトビをご覧になったことのある方々はその生態の面白さを、まだライフリストに加えていない方々はそのエレガントな容姿を一足早く本書で味わっていただけることを、筆者一同、心から願っております。